変わらないということ
私は高一で人生のテーマに"挑戦"を掲げた。
以来はっきりと意識するわけではないが、私の内にぼんやりとこれがある。
始まりは確か
確か周囲の環境に不満があったとか。
主に夜に身近なことからどうともならないことまであれやこれや考えていた。
心から"変わりたい"や"変えたい”と考えていた。
だが、今になってはそれは言葉を混同していたのだと気づく。
"変わりたい”なんてのは全くの嘘だった。
"変わりたい"と"変えたい”は全くの別物だった。
私は、断じて"変わりたい"のではない。"変えたかった"のだ。
自分自身は決して変わる気などなく、外側がどうにか自分にうまい具合に変わって欲しかった。
これは今でも変わらない。
変わらないのは、変わりたいではなく、変えたいとしか思っていないからだと気づいたこの頃。
変わらないことになんら特別な意味はない。
ただそう思ってないだけ。